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(中国通信=東京)北京10日発新華社電によると、中国は10日、月探査プロジェクトが打ち上げ実施段階を迎えたことを明らかにした。中国で初めての月探査衛星「嫦娥1号」が地球から38万キロ離れた月に打ち上げられる瞬間が近づいている。
中国国家宇宙局(CNSA)は10日、中国の月探査衛星「嫦娥1号」と運搬ロケット長征3号Aの開発が完了したと発表した。衛星と運搬ロケットは各種確認検査に合格しており、打ち上げセンターの建設、テスト、地上応用システムの構築も終了している。「嫦娥1号」は工場搬出審査にパスした。
CNSAの職員は「月探査プロジェクト対策本部は、プロジェクトを打ち上げ実施段階に移行することを承認した」と語った。
中国は04年1月、月探査プロジェクトを正式に認可し、中国で初めての月探査プロジェクトを「嫦娥1号」プロジェクトと命名した。月探査プロジェクトは、「両弾一星」(原子爆弾、水素爆弾、人工衛星)、有人宇宙船に続く、中国の宇宙開発事業における三つ目の一里塚となる。
CNSA職員によると、月探査プロジェクトが発表されてから、研究開発任務を担当する科学技術スタッフは、月に至るまでの軌道の確定、遠距離管制と通信、月食による影響など、多くの重要技術をクリアしてきた。
中国月探査プロジェクト対策本部の欒恩傑本部長は先ごろ、次のように話した。中国は3年間で、「嫦娥1号」と全体のシステムを開発した。開発のスピードは他国より速く、約1万人が参加した。
中国政府が先ごろ発表した宇宙科学の発展に関する第11次5カ年計画(2006〜10年)によると、中国は年内に月探査衛星を打ち上げる。月表面の立体映像を入手し、月表面の元素含有量と物質分布の特徴を分析するとともに、月の土壌の特性、地球と月の間の宇宙環境をさぐることが、月探査プロジェクトの主要な目的。
この計画に基づき、中国は月探査1期プロジェクトが完了した後の2012前後に月軟着陸と自動探査を目指し、17年前後にサンプルの自動回収を目指す。
国防科学技術工業委員会によると、中国はすでに月探査2期プロジェクトの総合実施計画の立案と論証を終えている。
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