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(中国通信=東京)ラサ20日発新華社電によると、チベットの貴重な漢方薬、冬虫夏草の価格が観光客の増加と天候の影響でこの半月の間にかなり値上がりした。チベット観光商品市場調査で明らかになったもので、半月前は500グラムが2―6万元(1元=約14円)だったが、現在は4―10万元に跳ね上がった。
長年、冬虫夏草を扱っている業者によると、今年は夏に入ってから、降水量が少なく、気温が高く、チベットは広い範囲で中度の干ばつとなっている。特に主産地のナッチュ、チャムド、ニンチなどは雨が非常に少ない。冬虫夏草は雨が少ないために発芽せず、草が出ないものが多く、生産量が3―5割減少した。
チベット水害干害対策指揮本部弁公室のデータによると、今月14日現在、チベット自治区の5地区27県(市)区の一部地区がそれぞれの程度、干ばつに見舞われ、その総面積は2万4314ヘクタールに達した。同弁公室の鞏同梁副主任は、今回の干ばつは影響範囲が広く、過去10年間で最もひどく、特に水源の条件がよくない地区では比較的大きな困難に直面していると指摘した。
また別の業者は冬虫夏草の価格上昇の原因として、あまり採れないことと観光シーズンに入って観光客が増えたことを挙げ、次のように語った。昨年はラサ「3・14」事件の影響で、観光客が大幅に減り、冬虫夏草の価格も下がり続け、最も高くても500グラム6万元前後だった。今年は4月の観光開放以来、観光客が増える一方、冬虫夏草の採れる量が減り、供給不足の状況になり、価格が急騰した。
チベット観光局の集計によると、1―5月にチベットを訪れた観光客は延べ72万200人で、過去最高だった2007年同期を7・09%上回った。
資料によると、冬虫夏草は天然人参、鹿茸と並ぶ伝統的な三大滋養強壮生薬。
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