中国高解像度地球観測衛星「高分3号」打ち上げ成功 〈詳報〉

8月 10, 2016

 (中国通信=東京)太原10日発新華社電によると、中国は同日午前6時55分(日本時間同7時55分)、山西省の太原衛星発射センターから運搬ロケット長征4号Cを使い、高解像度地球観測衛星「高分3号」の打ち上げに成功した。これは中国初の解像度1メートルに達するCバンド多極化合成開口レーダー(SAR)イメージング衛星。
 高分3号は中国の国家科学技術重大特別プロジェクト「高解像度対地観測システム重大特別プロジェクト」における開発プログラムの一つであり、高解像度、大イメージング幅、マルチイメージングモード、長寿命運行などの特徴を備え、地球海洋・陸地情報の監視モニタリングを24時間全天候で実現するとともに、左右の姿勢制御を通じ、対地観測範囲を機動的に拡大し、高速応答性能を高めることができ、今後、国家海洋局、民政省、水利省、中国気象局などの各ユーザー部門に高品質、高精度の安定した観測データを提供し、海洋権益保護、災害リスク早期警戒予報、水資源評価・管理、気象災害、気候変動予測などの応用を力強くサポートし、高解像度SAR画像を輸入に依存していた中国の現状を効果的に改めるものと期待されている。これは海洋強国および「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)建設にとって重大な意義を持つ。
 関係専門家は次のように表明した。高分3号は12種類のイメージングモードを備え、伝統的なストリップマッピングモードとスキャンイメージングモードおよび、海洋応用に向けたウェーブ(波)イメージングモード、地球観測イメージングモードをカバーしており、これはイメージングモードが世界で最も多い合成開口レーダーとなる。衛星はイメージング幅が大きく、これに高空間解像度の優位性と結び付け、広範囲の全面調査を実現するほか、特定区域を詳しく調査することもでき、各ユーザーのそれぞれ異なるターゲットイメージングに対する需要を満たすことができる。このほか、高分3号は中国初の設計耐用寿命が8年に達する低軌道リモートセンシング衛星でもあり、長時間の安定したデータ支援サービスを提供することができ、衛星システムの効果が大幅に向上することになる。
 「高分」特別プロジェクトは2010年にスタートして以来、「統一計画、軍民結合、自主革新、応用強化」の原則に従い、プロジェクト建設が積極的に進められてきた。衛星のデータは洪水対策、災害救助、環境保護、国土資源調査・モニタリングなど多くの分野に幅広く応用され、産業化された比較的大きな発展空間が作り上げられ、良好な社会的・経済的効果を得た。2016年7月現在、「高分」衛星のデータはすでに18の業種、1800余りの機関・事業所で幅広く応用されており、各業種が使用したデータは累計で600万点近くに及ぶ。
 衛星「高分3号」は中国航天科技集団公司所属の中国空間技術研究院が、また運搬ロケット「長征4号C」は上海航天技術研究院がそれぞれ開発したもの。長征シリーズによる打ち上げは今回が233回目となる。

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