湖北省の墓から竹簡が出土

1月 21, 2010

(中国通信=東京)武漢20日発新華社電によると、考古関係者は20日、湖北省沙洋県の厳倉古墓群を発掘し、カン子塚椁室(カン=灌のさんずいを豸にする)から竹簡、青銅製の鏃とナイフおよび頭蓋骨の一部を発見した。

湖北省文物考古研究所厳古墓群考古隊の宋有志隊長は次のように述べた。考古隊は16日からカン子塚の発掘作業を開始した。18日に木棺のふたをはずし、棺の中の汚泥から竹簡を発見した。製作年代が古く、墓室内の構造と環境が悪かったため、竹簡は非常にもろかった。作業員は竹簡をしっかりと梱包しており、竹簡の数と書かれている内容は研究室での調査が必要で、調査を通じて墓主の身分が明らかになることを期待している。

作業員は棺内から青銅製の鏃とナイフ、楚国の蟻鼻銭を発見し、西側からは比較的保存状態の良い頭蓋骨も発見した。この頭蓋骨は墓主のものと考えられている。

このほか、現場からは木器と鉄器も見つかった。側室から出土した古いつくりの比較的大きな鉄器は、鋤に似ていて、木質の柄がつけられていた。春秋時代、鉄器は徐々に農業や軍事にも使われるようになったが、戦国時代でも鉄器は依然として貴重なものだった。

厳倉古墓群は湖北省荊門市沙洋県の後港鎮に位置し、起南城を中心とする墓地の一部に属し、楚国の貴族墓群と考えられている。昨年10月、南水北調(中国南部の水を北部に送る)プロジェクトに伴い、湖北省の考古学関係機関は厳倉古墓群で最も規模が大きいカン子塚と付随する車馬坑の緊急発掘を行い、これまでにカン子塚の盛り土と車馬坑の発掘を終了している。

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