渡り鳥移動ルートと鳥インフル流行 科学者が密接な関係を発見

1月 28, 2010

(中国通信=東京)昆明16日発新華社電によると、渡り鳥の移動ルートと高病原性鳥インフルエンザの流行には密接な関係があることが、中国、ベトナム、カンボジア、タイ、インドネシアなどの科学者が共同参画した研究によって明らかになった。

昆明で閉会したばかりのアジア新興感染症研究パートナーシップ(APEIR)第5回地域会議において研究グループがその研究成果を発表した。

中国科学院動物研究所研究員の雷富民氏によれば、研究グループが中国青海チベット高原の青海湖、ギャリン湖沿いの渡り鳥移動ルートの鳥インフルエンザの状況を追跡調査して、毎年渡り鳥が繁殖、越冬のために移動する前後がちょうど高病原性鳥インフルエンザが発生する季節で、同時に渡り鳥の移動ルートと流行の地点とが重なっていることを発見した。

研究グループはさらに、異なった種類の、異なった地区に分布する高病原性鳥インフルエンザ・ウイルスをうつす可能性のある渡り鳥を研究し、渡り鳥の移動ルートに当たる沼や湖は高病原性鳥インフルエンザが発生し伝染する重要な地帯であることを発見した。

2005年に一部湖沼の周囲で群れを成した渡り鳥の死亡が発見されたことで、科学者たちが渡り鳥の移動ルート研究を重視するようになった。

雷富民氏は「しかし、渡り鳥自身が絶えずウイルスに適応して抵抗力を持つようになったことで、ここ数年渡り鳥の高病原性鳥インフルエンザ・ウイルスの感染率はますます低くなっている」、「野鳥と家禽を接触させないように注意し、渡り鳥に対する監視を強化しさえすれば、家禽が簡単に渡り鳥の移動によって高病原性鳥インフルエンザ・ウイルスに感染することはない」と語った。

APEIRの支援のもと、研究グループはこれからも渡り鳥移動ルートと鳥インフルエンザ流行の関係について深く掘り下げた研究を続けることになっている。

APEIRは旧称、アジア鳥インフルエンザ研究パートナーシップで、2005年にカナダ国際開発研究センターの資金援助で設立され、中国、ベトナム、カンボジア、インドネシア、ラオス、タイ6カ国のさまざまな学問分野の科学者、戦略研究家、疾患予防・制御専門家で構成されている。現在この組織は複数の新興突発性感染病に対する研究および政策問題に力を注いでいる。

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