昨年、中国の全海域で水質汚染進む:有毒赤潮が多発

1月 9, 2005

(中国通信=東京)北京9日発新華社電によると、昨年、中国の全海域で水質汚染が進み、近海の一部貝類が汚染され、陸上から海に排出される汚染物質が増え、有毒な赤潮が広範囲で多発し、近海の海洋生態系の悪化傾向が緩和されていない。国家海洋局が同日発表した海洋環境の質に関する公報で明らかになった。

公報によると、昨年、中国の全海域でクリーンな水質の基準をクリアしていない面積は約16万9000平方キロに達し、前年より約2万7000平方キロ増えた。

近海の汚染が深刻で、主に渤海湾、江蘇近海、長江河口、杭州湾、珠江河口などの一部海域が汚染されている。主要な汚染物質は無機窒素、活性リン酸塩。一部海域の堆積物はDDT、PCB、ヒ素、カドミウム、石油類などで汚染されている。

観測結果では昨年、近海でカドミウム、鉛、ヒ素などの汚染物質が一部貝類に残留する水準がかなり高く、一部の場所では貝類の石油系炭化水素(TPH)、ヘキサクロロシクロヘキサン(HCH)、DDT、PCBの残留量が基準を超え、近海の環境汚染が進んでいることを示している。

昨年、中国の海域で赤潮が96回発生し、累計発生面積が約2万6630平方キロに達し、前年より約83%増えた。広範囲の赤潮の発生は東中国海と渤海に集中した。有毒赤潮生物による赤潮は20回余りで、面積は約7000平方キロに達した。有毒赤潮による人の中毒の報告はなく、水産養殖に対する大きな影響は出ておらず、経済的損失は約6万5000元(1元約13円)程度。

公報は次のように指摘している。陸上から海に排出される汚染物質が非常に多く、海洋環境汚染の主要な原因になっている。観測結果をみると、陸上から排出される汚染物質の影響を受け、約80%の河口近海の汚染が深刻で、海洋生物が広く汚染され、約20平方キロの監視海域は海底生物が生息しない状態になっている。

昨年、黄河、長江、珠江などから海に排出される主要汚染物質は約1145万トンで、03年より大幅に増えた。河川から海に流れ込む汚染物質の総量が多いままで減らず、河口海域の深刻な汚染状況に改善がみられない。

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