相模湖ダム建設殉職者の合同追悼会開く

7月 25, 2010

 (中国通信=東京)北京25日発新華社電によると、神奈川県は25日、相模湖交流センターで追悼会を開き、第二次大戦中に相模湖ダム建設で犠牲となった中国、日本などの労働者に哀悼の意を表した。
 午後1時半、追悼会は厳粛な雰囲気の中で始まり、地元の小学生3人がキャンドルに火をともし、出席者全員が起立し、黙とうした。小学生が「相模湖賛歌」を朗誦し、吹奏楽の演奏を行った。在日朝鮮人学校の教師が朝鮮の舞踊を披露し、犠牲となった労働者の悲しい思いを表現した。追悼会の後、一部参加者は船に乗ってダム湖を一周し、解説員からダムの歴史を聞き、ダムに生花を投げて、哀悼の意を表した。
 追悼会は「相模湖・ダム建設殉職者合同追悼会実行委員会」が主宰したもので、日本の千葉景子法務大臣はじめ在日華僑、朝鮮人、韓国人の団体の代表が出席した。駐日中国大使館が弔辞を寄せた。
 同センターでは「相模湖ダムの歴史」展が開催されており、中国人労働者の証言を通じて、当時の作業現場の地獄のような生活が明らかにされている。中国の労働者が描いた2枚の水彩画が特に貴重で、1枚は作業現場を描いたもので、労働環境に対する労働者の証言を直接的に表している。もう1枚は華北平原の農耕風景を描いたもので、労働者の祖国への思いが伝わってくるものである。
 相模湖ダムは1940年から47年にかけて建設された日本で初めての多目的ダムであり、現在では神奈川県民にとって欠かすことのできない飲料水ダム、発電所、レジャースポットとなっている。日本は当時、相模湖ダムを建設するため、計360万人の労働者を動員した。ダム建設に参加したのは朝鮮(北朝鮮)、韓国、日本の労働者のほか、旧日本軍によって強制連行されてきた中国人300人近くも含まれていた。非常に劣悪な労働条件に加え、非人間的な扱いを受け、虐待されたことから、83人が工事現場で命を落とし、そのうちの28人が中国人労働者だった。
 犠牲となった労働者に哀悼の意を表すため、日本の有識者と進歩的団体は「相模湖・ダム建設殉職者合同追悼会実行委員会」を発足させ、1979年から毎年7月末に追悼会を開いており、今年32回目を迎えた。

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