恐竜を食べる哺乳類、中国の遼寧省で発見

1月 14, 2005

(中国通信=東京)北京13日発新華社電によると、中国の科学者が恐竜を食べていたとみられる大型哺乳類の化石を遼寧省で発見した。この中生代の大型哺乳類の胃のなかにはプシッタコサウルスの骨が残っていた。研究によると、中生代の比較的大きな哺乳類は捕食し、恐竜と争っていた可能性もある。

中国科学院古脊椎動物・古人類脊椎動物・古人類研究所の胡耀明、李伝夔(キ)、王元青研究員、米自然博物館の中国系科学者・孟津氏からなるチームがまとめた研究成果は13日付英科学誌ネイチャーに発表された。これらの化石は中国遼寧省西部の早期白亜紀(約1億3000年前)の地層から発見された。

これまで人々は、中生代の哺乳類は体型が小さく、隠れるように生きていて、昆虫を食べていたと考えていた。今回発見された化石は、中生代の哺乳類が恐竜を食べていたことを示している。

李研究員は北京で取材に応じ、次のように話した。この大型哺乳類はレペノマムス属と呼ばれる原始的な哺乳類の仲間で、化石の上腹部には、プシッタコサウルスの子供の歯や四肢の骨が残っていた。関節がつながった四肢の骨は大型哺乳類が捕獲した動物を大きな塊に引き裂き、丸ごと飲み込んだことを物語っており、飲み込んだ動物が完全に消化されていなかったことを示している。大型爬虫類は「最後の晩餐」をとった直後、突然飛来した火山岩に埋葬されてしまったのだ。

胃の中にあった四肢の骨と歯を分析した科学者は次のように話した。プシッタコサウルスの身長は12〜14センチで、大型爬虫類の約3分の1だったろう。歯の状態から判断すると、プシッタコサウルスは子供とみられる。

比較研究を通じて、科学者は以下の点を実証した。大型爬虫類が食べていたのは生きていたプシッタコサウルスで、死んだものではない。現在生息している、死んだ動物の肉を食べている哺乳類は門歯が小さい、臼歯が大きい、咬筋が弱いなどの特徴を持っている。しかし大型哺乳類は3つの大きな門歯と極めて発達した咬筋を持っているうえ、半直立姿勢で走ることができた。この大型哺乳類は動物を捕食する能力を備えていた。また犬歯などが葉っぱのような形をしていたため、咀嚼(そしゃく)には適しておらず、大きな肉の塊を飲み込むしかなかった。大型哺乳類は死んだ動物の肉を食べていたのではなく、捕食していた。

李研究員は次のように話した。この推論は中生代の哺乳類に対する人々のイメージを大きく変えるもので、中生代の哺乳類のなかには小型恐竜くらい大きく、小型の脊椎動物やその他の動物を捕食していた仲間もおり、昼間活動していた肉食性哺乳類もいた。

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