中国初の実験図が完成、100万分の1海洋区域地質図

2月 5, 2005

(中国通信=東京)広州5日発新華社電子版によると、中国の海洋地質関係者が5年の歳月をかけ、国際分類基準に従って完成させた、南沙永暑礁海域の海洋区域地質実験図が、このほど専門家の審査にパスした。実際の調査資料を基に作成され中国初の100万分の1海洋区域地質モデル図が正式に世に出たことになる。

近年、中国では海洋経済開発のテンポが一層速まるのに伴い、海洋地質図に対する要求が高まっている。国の海洋経済発展計画立案の必要を満たすため、国土資源省中国地質調査局は南沙永暑礁海域を実験地にして、この数年、各種の用途をもつ、実際の調査資料を中心にした海洋区域地質図の作成を模索してきた。1999年から、中国地質調査局所属の広州海洋地質調査局が「海洋四号」船を派遣して、永暑礁海域で4航海にわたる海上資料採集任務を実施し、1519・63キロメートルの地震、重力、磁力測定を行い、マルチビームで7525・7キロメートルの深さを測定し、106カ所で海底のサンプルを採取し、堆積物の室内試験分析を完了した。同時に、他の国家プロジェクトを利用して地球物理総合測定1万3830キロメートル、マルチビームによる深度測定1万8600キロメートル、地質サンプル採取119カ所などの調査と試験・分析を進めた。さらに、既存の地質地球物理調査の成果と合わせて、永暑礁地域の100万分の1海洋地質図を作成した。

この海洋区域地質実験図を使って、海洋地質関係者たちは永暑礁内の陸棚、陸傾斜や深海盆地の地形、地勢の特徴をほぼ明らかにし、地形・地勢資料の応用の見通しについて討議し、地質構造の特徴を総合的に解釈した。また晩更新世以降の地層、堆積環境、堆積物源や気候変遷の歴史を解明した。地質構造の発展史についても検討した。海洋地形地勢図、海底地質図、構造図、鉱物図などの各種図面は計24枚に上った。その実用性を高めるため、図面内の主要な盆地の石油・ガスの地質条件と資源の見通しも論じ、固体鉱物資源の種類、成因とその潜在的意義を検討した。

李廷棟院士、陳毓川院士ら9人からなる専門家グループは審査の末、これは実際の調査資料を基に作成されたわが国最初の100万分の1海洋区域地質調査の成果であり、国の海洋経済発展計画立案の必要を満たすことができ、浅、中、深層の総合調査と解釈面で革新性をもっており、わが国が100万分の1海洋区域地質調査を全面的に繰り広げるうえでのモデルになるだろうとの見方を示した。

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