11月から野外コバナテングザルの全面的調査実施 中国の神農架

10月 11, 2010

(中国通信=東京)武漢11日発新華社電によると、中国中部にある神農架が今年の11月から、神農架コバナテングザルの種群について期間5カ月の全面的な調査を行い、種群、分布、生息数の変化を明らかにし、絶滅危惧種・コバナテングザルの研究と保護を加速する。
 神農架自然保護区科学研究所長で、神農架コバナテングザル保護研究センターの責任者でもある楊敬元氏は、次のように説明した。科学調査隊のメンバーは今年の11月から来年の4月まで、神農架コバナテングザルについて全面的な調査を行い、近年の生息数と野外活動の範囲を確定する。コバナテングザルの季節ごとの食べ物、活動量、繁殖などについて全面的な観測を行い、生息地の範囲、生息地の質的変化、潜在的生息地などについて系統的に調べ、コバナテングザルを効果的に保護するための基礎データを収集する。
 中国中部の北緯31度にある神農架は、世界の中緯度地域の中で、最も完全な状態で原始林が残っている区域で、世界の同緯度地域の中で、動植物の遺伝子が最も完全な状態で残っている区域でもあり、中国の氷河時代の「ノアの箱舟」と呼ばれている。
 神農架国家自然保護区の専門家による調査で、神農架コバナテングザルを含む、中国のシセンコバナテングザルの保護と研究は厳しい試練に直面しており、現在も絶滅の危機から完全に脱出していない。
 シセンコバナテングザルは中国特有の希少霊長類で、四川省、陝西省、甘粛省、湖北省の神農架で生息している。生息範囲が小さく、種群の数が少ないため、ジャイアントパンダ、華南トラとともに、国家一級保護動物に指定されている。
 世界の中緯度地域の中で、保存状態が最も良い原始林区域・神農架の林区に生息する神農架コバナテングザルは、中国の最東端に生息する孤立した種群で、コバナテングザルの進化の歴史において重要な地位を占めている。種群数は1200匹を超えているが、依然として絶滅の危機から脱出していない。

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