新型の生態系回復複合材料開発、中国科学院蘭州化学物理研究所

3月 15, 2005

(中国通信=東京)蘭州15日発新華社電によると、中国科学院蘭州化学物理研究所が開発した砂漠化対策用の植生回復多機能複合材料が15日、国内の著名な専門家からなる審査委員会の確認検査にパスした。この新しい材料によって、これまでの中国の砂漠化対策製品の機能が単一だった状況が改善される見込みとなった。

研究開発事業の責任者である同研究所の王愛勤研究員によると、現在、保水剤、土壌固定材料、土壌改良材料などが生態系保全や砂漠化対策で使用されているが、これらの材料は機能が単一で、地域対応性に欠け、適用範囲が狭く、価格が高いなどの欠点があり、相対的に過酷な自然環境の中、特に中国西北地区は乾燥して水が少なく、土壌がひ弱で、アルカリ性が高く、起伏の多い地勢という劣悪な自然環境の中ではその機能を発揮させることが難しい。

同研究所が開発した新型複合材料はこうした問題を有効に解決している。研究員は甘粛、内蒙古などの自然環境が劣悪な地域で3年間、さまざまな植物が生育している広さ20万平方メートル余りの場所で、新材料を使用し、草木を栽培する実験を行った。実験の結果、開発した材料は保水、土壌固定、土壌改良などの多くの機能が一体化され、水分を保ち、乾燥に耐え、土壌を改良し、水分と肥力の涵養能力を高め、土壌流失を防ぎ、土壌のアルカリ化を抑制し、土壌を活性化し、土壌の潜在能力を引き出し、植物が根を張り、生長するのを促すなど多くの役割を果たすことがわかった。内蒙古アルシャ盟の砂漠地帯での対比実験では、苗木の活着率を15〜20%高めることができた。

砂漠化は人類社会の持続可能な発展を脅かす世界的環境問題の一つで、現在、砂漠化は世界の110カ国・地域に広がり、陸地面積の約40%以上を占め、直接的経済損失は毎年400億ドルを超えている。中国の砂漠化した土地は現在260万平方キロ余りに達している。

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