新疆小河墓地の野外発掘調査終わる

3月 18, 2005

(中国通信=東京)ウルムチ17日発新華社電によると、新疆文物考古研究所のイディリス所長を隊長とする考古調査チームが2002年から数回にわたりロプノール砂漠で行ってきた小河墓地の野外発掘調査が先ごろ完了、出土した文化財の室内での整理、研究が始まった。

1000人以上が埋葬されていると言われていた小河墓地に実際に埋葬されていたのは約330人。イディリス所長は「番号を付けた墓167カ所のうち163カ所を発掘、30余りの木棺とミイラを持ち帰った。その中には、嬰児のミイラを収めた船形棺も含まれている」と語った。

直近の発掘調査における最も重要な発見は「泥棺」の出土。外側に泥が塗られた木棺4基が墓地の底の層から出土した。木棺の周囲には、6本から8本の木柱が円形に立てられていた。泥棺の蓋は長方形で、厚い泥の層で覆われていた。蓋の下は木板室で、木板室の中には、草で編んだ小さなかごや木器などの副葬品があった。木板室の下は船形棺で、いずれも女性が埋葬されていた。ミイラには毛織物や金の耳輪などの装飾品が添えられていた。

考古専門家は小河墓地で、これまでに新疆で発見されたものとしては最も小さい嬰児の墓も発見した。嬰児は長さ55センチの船棺に埋葬されていた。また盗掘にあった大きな棺も2基発見した。周辺に散らばっていた側板を集め、船棺を復元したところ、長さが245センチもあった。これまでに新疆で発見された最大の棺とみられている。

小河墓地は新疆の東南部を流れる孔雀河下流の渓谷の南約60キロに展開するロプノール砂漠にあり、楼蘭古城遺跡から175キロのところにある。小河墓地は5層の墓とその他の遺構で構成されており、発掘する前、砂丘には140本の木柱が立っていた。墓地の中部と西端には、保存状態のよい木柵壁があった。

スウェーデンの考古学者バーグマンが1934年、初めて小河墓地を発掘、「世界で最も保存状態のよい」とみられるミイラを発見した。中国の考古学者も2000年末、ロプノール砂漠で小河墓地を発見した。新疆の考古専門家は02年末、小河墓地の試験発掘を行った。国家文物局の認可を得て、小河墓地発掘プロジェクトが03年10月、正式にスタートした。今年3月中旬までに、イディリス所長を隊長とする考古調査チームの野外発掘調査は完了した。

最近の発掘に先立って行われた2回の発掘調査では、男根と女陰を象徴する立木、船形の木棺、ミイラ、大型木製彫像、小型木製人面像、花紋が刻まれた木製の矢、弓、麻黄の束、紅が塗られた牛の頭などが発見された。これまでの研究では、小河墓地が3000年前の古代文明遺跡であることが確認されている。

考古専門家は小河墓地を離れるにあたり、墓地の補強処理を行うとともに、専従の監視員を残した。

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