新疆楼蘭遺跡に保護フェンスを設置、中国

3月 18, 2005

(中国通信=東京)ウルムチ17日発新華社電によると、中国政府が認可した新疆楼蘭古城遺跡保護プロジェクトが最近完成した。鉄条網と遺跡の周囲にある複数の大型ヤルダン地形からなる障壁が1000年にわたり砂嵐の侵食にさらされてきた古城を保護すると期待されている。

楼蘭は漢代西域36国の1つで、楼蘭古城は楼蘭国の都城である。古代シルクロードの要衝であったことから、紀元2世紀ごろ大いに栄えたが、紀元4世紀に突然消失してしまった。

スウェーデンの地理学者ヘディンが1900年に新疆を視察した際、2000年余りにわたり砂漠に埋もれていた古城遺跡を偶然発見、徐々に人々に知られるようになった。しかし、この古城遺跡が発見された日から、古城を訪れる国内外の関係者が後を絶たず、不法なやからも楼蘭地区に潜入、遺跡や墓を盗掘していた。

近年は砂嵐による侵食が進み、不法に侵入する観光客や探検隊が一段と増えていることから、楼蘭古城遺跡は深刻な破壊を受けている。特にロプノール開発ブーム、観光・探検ブームが起きてから、楼蘭に通じる道路が何本も完成、楼蘭古城遺跡の保護は大きな脅威にさらされている。

新疆バインゴリン・モンゴル自治州文物管理事務所の覃大海所長は次のように話した。楼蘭地区では自然による侵食と人為的破壊が非常に深刻で、地表もぜい弱だ。保護措置は自然による侵食や人為的破壊に追いつけない状態で、大量の車両や人が楼蘭地区に入れば破壊がさらに進む。

中央政府は02年、楼蘭古城遺跡を保護するため特別支出を計上、保護ステーションを建設、警告プレートを設置、フェンスを建設した。建設が冬季に限定されているうえ、建設資材や水を数百キロも離れた場所から運び込む必要があったため、楼蘭古城遺跡保護プロジェクトが基本的に完成するまで2年もかかった。古城の一層の破壊を防ぐため、保護プロジェクトの完成に合わせ、視察・研究・観光のため楼蘭を訪れる国内外の観光団も個人も、車両で古城に入ることは禁止される。

覃所長は次のように語った。この保護プロジェクトでは、38区間、655メートルの保護フェンスが設置された。鉄条網フェンスの溶接補強作業も先ごろ終わり、警告プレートと保護プレートが増設された。次の段階では大きな破壊の脅威にさらされている遺跡に対する緊急補強を行う。

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