中国が初の3大洋科学観測、「大洋一号」青島出航

4月 2, 2005

(中国通信=東京)青島2日発新華社電によると、中国の遠洋科学観測船「大洋一号」は中国初の太平洋、大西洋、インド洋の3大洋科学観測任務のため、2日、山東省の青島港を出航した。

西太平洋、中部太平洋海嶺区の
コバルトリッチクラストと3大洋の海嶺にある数カ所の熱水活動区の海底硫化物系および周辺の極限生命現象を観測し、中国の深海資源調査と科学研究のための一層の活動基盤を築く。同時に中国の大洋研究はこれまで太平洋だけだったが、これを世界の各大洋に拡大し、またこれまで資源調査だけだったものを資源と科学を結びつけた総合的科学観測に実質的に転換するものでもある。

「大洋一号」は青島を出航し、東へ向かい、太平洋の中国の多金属団塊探査鉱区で環境調査とサンプル採集を行い、一部の深海設備の確認試験を行い、続いて東太平洋海膨の中央区間で総合調査を行う。パナマ運河を通って大西洋に入った後、南大西洋中央海嶺に沿って主に航行しながら地質、地球物理、地球化学、水文、生物などを調査する。喜望峰を回ってインド洋に入り、インド洋中央海嶺の三叉点付近で総合観測を行う。最後にマラッカ海峡を通り、太平洋に戻り、引き続き
コバルトリッチクラストの調査を行う。

今回の観測の重点は海底熱水区の極限環境の中で生きる生物で、これら生物とその遺伝子資源には非常に大きな研究と経済面の価値がある。セ氏400度に達する海底火山の火口付近では高温、高圧に耐える能力が極めて強い無数の微生物が生存している。これら「耐熱チャンピオン」と呼ばれる微生物は海外の科学者から2000億ドルの市場開拓の潜在力があるとされている。

今回の「世界一周航海」計画では東太平洋海膨、大西洋海嶺中央部、インド洋海嶺三叉点付近の熱水噴出口で熱水のサンプル採集および分析を行い、関係地域で多くの科学総合調査を行い、新たな熱水噴出口を探し、深海の熱水硫化物系に対する認識を高める。

「大洋一号」は以前の名称が「地質学者ピヨートル・アンドロポフ号」で、旧ソ連の海洋地質・地球物理観測船だった。1995年からこれまで中国の大洋鉱物資源研究開発研究のため、7回の遠洋航海調査と数多くの大陸棚探査航海を行い、中国の遠洋科学調査の主力船となっている。

今回の航海計画によると、海上活動が300日前後で、来年1月に青島に戻る。

トピックス

より良い都市 より良い生活より良い都市 より良い生活

史上最大規模 入場者7000万人目指す 会期 2010年5月1日~10月31日 中国通信は随時「上海万博」の動きを発信
2010/06/23 13:54  

人民元の攻防人民元の攻防

経済界は固唾を呑んで見守っている。第2回中米戦略・経済対話の行方は?貿易黒字縮小で切り上げ論は下火?
2010/06/28 13:54  

チベットチベット

秘境・「世界の屋根」と呼ばれる青海チベット高原の厳しい大自然、ここに暮らす人々の日常生活、そしてチベットの過去と現在…
2010/06/28 13:54  

中国通信社が発行する情報誌のご案内

詳細はこちら

詳細はこちら