西安に5本の「歴史文化散歩街」建設へ
4月 3, 2005
(中国通信=東京)西安3日発新華社電によると、「西安歴史文化散歩街」の一つである「書院門古文化通り(仮称)」が今年5月正式にお目見えする。観光客は一層のんびりした、自由な方法で、西安の優雅な味わいと風土・人情を知ることができるという。
西安市観光局はこのほど、5つの歴史文化散歩道の建設構想を打ち出すとともに、今年のメーデー、国慶節(建国記念日)の両ゴールデンウィークに、このうち条件のほぼ整った書院門、北院門の2つを先に開通させることを決めた。2つの通りは目下建設工事が進められている。
計画によると、「書院門古文化通り」のルートは西安文昌門に始まり、碑林博物館、三学街、書院門、関中書院、保慶寺塔を抜けて、明代の城壁南門甕城(おうじょう城門の外に突出して円形または方形に築いた城門防御用の小城壁)まで延びている。「北院門回坊文化風情街(仮称)」は、鐘楼から鼓楼、化覚寺、安家大院、大清真寺、西羊市東区間、高家大院古代民家、北院門街頭を通って、大牌坊に至るもの。
西安市観光局の関係者は、この2本の通りには古城壁内の重要な歴史・文化名所が含まれており、西安の歴史・文化の特色を集中的に示し、歴史的沿革、人文遺跡、中国書道、民間芸術、宗教文化、グルメなど各方面から、古代長安の特色を現していると説明した。