生殖腺が第2の標的器官、ミクロシスチン 中国で確認

4月 5, 2005

(中国通信=東京)武漢5日発新華社電によると、中国科学院水生生物研究所の研究者がこのほど、▽ミクロシスチンは無脊椎動物の生殖腺中に大量に蓄積されており、生殖腺は肝臓(肝膵臓)に次ぐ第2の標的器官である▽しかもフィコトキシンは子孫に伝えられる(卵中に大量に存在する)—などの重要な現象を初めて発見した。この研究成果は国際的に権威ある機関の高い評価を受けており、環境毒理学上、非常に重要な意義があるという。

水生生物研究所の責任者によると、この研究は東湖生態センター博士課程の陳雋さんが、教官の謝平・研究員の指導下に完成させたもの。陳さんは2年近くをかけて、中国の大型富栄養湖、巣湖のフィコトキシンの食物連鎖における移転の法則を系統的に研究した。そして野外で水生無脊椎動物のサンプル(各種のニナ、カイ、エビ、カニなど)を大量に採集し、室内で最新の分析手段を使って、ミクロシスチンが各種動物の器官(主に肝膵臓、消化管、性腺、卵、筋肉または足など)に蓄積する法則を分析して、先の重要な現象を発見した。ミクロシスチンの発見からこれまで、毒素の蓄積、作用は肝臓だけでしか観察されていなかった。

陳さんは次のように説明している。富栄養化した湖のミクロシスチンが環境と人間の健康に与える害はいまや世界的に注目される重大な環境問題の一つである。ミクロシスチンはタンパク質燐酸酵素(ホスファターゼ)の活性を抑える働きをもち、強烈ながん促進剤である。ミクロシスチンの毒性は非常に強く、主に飲料水や汚染水産物(魚、エビ、カニ、軟体動物など)を通して人体に入る。動物体内のミクロシスチンの分析・測定技術は非常に複雑なうえ、西洋諸国では水産物全体に占める淡水水産物の比率が低いことから、これまではミクロシスチンが食物連鎖を通して鳥のような陸生動物に与える影響により関心が向けられていた。だが中国の湖沼は有毒藍藻ウォーターブルームの発生頻度が高く、毒素含有量が多く、水産物中の毒素のレベルも高い可能性がある。おまけに中国の水産物全体に占める淡水水産物の比率は40%から50%に達している。したがって、水産物食品の安全性に対するミクロシスチンの影響は中国人の健康にかかわっており、一般市民と学術界からもっと注目、重視されるべきだ。

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