中国でナノ薬物標的治療法開発、2年後に臨床応用へ

4月 16, 2005

(中国通信=東京)長沙13日発新華社電によると、衛生省ナノバイオ技術重点実験室で研究・開発された、ナノ薬物担体を使った悪性腫瘍の治療技術が現在、顕著な成果を収めている。動物実験段階の効果は専門家を驚喜させており、この技術は近く臨床実験段階に入る。専門家は、2年後、悪性腫瘍を治療するこの新療法が医学臨床で幅広く応用されるとみている。

長沙で開催中の中独ナノバイオ技術国際会議で、衛生省重点実験室責任者の張陽徳教授は次のように説明した。この新療法は従来のがん治療薬物を希釈・分解した後、ナノ粒子に付着させ、標的(ターゲット)技術を利用して薬の付いたナノ粒子を患部の細胞に直接作用させ、細胞上でゆっくりと放出、分解させる。このようにして他の健康な細胞への毒・副作用を減らし、薬物の治療効果を高めるほか、製薬コストも下げることができる。こうした診療方法で、2年後には一部の悪性腫瘍が征服できる見通しである。

中国工程院院士(工学アカデミー会員)・中南大学学長の黄伯雲氏は、次のように語った。国際的に、医薬衛生分野のナノバイオ技術研究はまだスタート段階にあるが、中国はこの2年間、医薬分野の研究で一定の進展を収めた。それは主にナノ薬物担体治療・診断技術、生物コンパチビリティー材料、天然ナノバイオ材料、ナノ漢方薬、ナノ高肥効生態農薬・肥料に集中している。

ナノバイオ材料は人体内植片として、また組織工学への応用において、伝統的材料の臨床応用における多くの弊害が解決されると期待されている。新華社記者は実験室で、中国の学者と米国が共同で生産した「コンパチブルナノ骨材料」をみることができた。実験室の王吉偉助教授によると、粉末状のナノ骨材料を溶解させて折れた骨に注入することによって、鋼板による固定の機能を代替させる。さらに骨組織の成長を促進することもでき、機能回復に役立つ。最終的には自然に溶解するので、鋼板を取り出すときの患者の苦痛を避けることができる。

衛生省ナノバイオ技術重点実験室が開催した中独ナノバイオ技術国際会議は4月12日から14日まで長沙で開かれた。3日間の会議で、中独両国の専門家は主に学術交流、工業関連の共同開発交渉を行い、ドイツ側は中国がリードしているナノ化学肥料などの重点プロジェクトに資金を投下する。

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