中国版「シンドラーのリスト」、「栖霞寺1937年」8月公開へ

4月 24, 2005

(中国通信=東京)三亜(海南省)24日発新華社電によると、日本軍による南京大虐殺の際、南京の栖霞寺の僧侶が2万人以上の難民を助けたことを描いた映画「栖霞寺1937」がこのほどクランクアップした。南京の伝真法師、台湾の星雲法師など(台湾海峡)両岸と香港の仏教界の関係者が映画の資金集めに参加した。今年8月の中国人民抗日戦争勝利60周年に公開の予定。三亜で開かれた海峡両岸・香港マカオ仏教円卓会議で明らかにされた。

この映画は「中国版シンドラーのリスト」と呼ばれる。1937年末、日本軍が南京を占領し、数週間にわたり血なまぐさい大虐殺を行った際、南京城内の多くの難民が栖霞寺に避難した。寺の寂然法師、月基法師、志開法師が僧侶の先頭に立って、2万4000人余りの難民を助けた。助けられた人の中には国民党の将軍やドイツ、スウェーデンの技師もいた。

シナリオを担当した栖霞寺の管長、伝真法師は長年、大量の各種資料を考証し、当時のことを知っている人から話を聞き、また台湾や香港、マカオを何度も訪れ、大陸から移っていた仏教界の人からも話を聞いた。

台湾仏光山の星雲法師は若いときに栖霞寺で学び、志開法師の身辺の世話をした。星雲法師は伝真法師に10万元(1元約13円)を援助し、また思い出を語り、映画制作を助けた。

今回の海峡両岸・香港マカオ仏教円卓会議では、両岸と香港マカオの高僧ら仏教関係者が出席し、仏教の慈悲、和合の精神の発揚、両岸の調和と世界平和の促進で共通認識に達した。

星雲法師は、この映画は「出家者の苦難救済、中国人の民族精神を体現している」とし、円卓会議で記者の取材に、この映画の制作に寄付することの功徳は計り知れないと語った。星雲法師は映画の台湾公開に向け努力するという。

伝真法師は記者の電話取材に次のように語った。台湾で上映され、台湾の民衆があの歴史を理解し、銘記する機会を得て、両岸人民が歴史を振り返ることで、共鳴するよう希望している。両岸の血はつながっており、民衆の心もつながっている。この映画が全中華民族の団結に役立つよう希望する。

栖霞寺は南京市の北東22キロの栖霞山にあり、西暦486年から建立され始めた。中国の仏教宗派の一つ、三論宗の寺院で、過去数回名前を変え、清朝末に戦火で壊れ、1919年に再建された。

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