バダインジャラン砂漠とテングリ砂漠の合流 中国が甘粛で阻止

11月 29, 2010

(中国通信=東京)蘭州29日発新華社電によると、中国は沙漠化対策と生態系整備を強化して、同国で3番目に大きい砂漠・バダインジャラン砂漠と4番目に大きい砂漠・テングリ砂漠が甘粛省で合流するのを基本的に抑えることに成功している。
 甘粛省の民勤県はバダインジャラン砂漠とテングリ砂漠の中間にある。気候の変化と上中流地域の水使用量の増加にともない、2大砂漠の重要な障壁となっていた石羊河下流の青土湖は1959年に干上がり、湖は砂漠に変貌し、2大砂漠がつながってしまった。
 民勤県を「第二のロプノールにする」ことを回避するために、中国政府は2007年、石羊河流域重点整備計画をスタートさせた。石羊河の水を再び青土湖に導くことがこの計画の柱。民勤県は石羊河流域の整備を進める過程で、防砂ネットワークの構築、砂漠改造、植林に特に力を入れた。
 民勤県林業局の路林平副局長は「民勤県は県民を総動員して、20余りの新しい技術を導入して砂漠の前進を阻止し、植林を進めている。この2年間、民勤県は年平均2000ヘクタールの砂漠を後退させ、3333ヘクタール余りの植林を行い、6666ヘクタール余りを森林に回復させた。
 石羊河流域の下流の水量を増やすために、民勤県が所属する武威市は全流域で河水利用の割当管理を導入して民勤県に流入する水量を年ごとに増やしており、2010年の水量は2億5000万立方メートルを超えた。今年は青土湖への導入を始めており、青土湖は干上がってから51年ぶりに湖面を回復した。湖面の面積は3平方キロに達しており、地下水の水位も上昇している。
 民勤県が2大砂漠の前進を阻止する対策を講じているばかりでなく、内蒙古自治区のアルシャン盟も4億8000万元(1元=約13円)を投じて砂漠の前進を阻止する大型の生態障壁構築プロジェクトを、このほどスタートさせた。このプロジェクトは、6万4000ヘクタールの砂漠を森林にもどし、2万6000ヘクタールを植林し、2大砂漠の合流を阻止し、現地の生態環境を改善するもの。
 4万4300平方キロのバダインジャラン砂漠は中国で3番目に大きい砂漠で、4万2700平方キロのテングリ砂漠は4番目に大きい砂漠。この2大砂漠はオアシスで隔離されていたが、この数十年の温暖化と人々の活動によって、2大砂漠は合流してしまった。

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