スーパー稲育種で新たな進展、10アール当たり1216キロ

5月 7, 2005

(中国通信=東京)貴陽4日発新華社電によると、「中国の交雑水稲の父」袁隆平院士〈アカデミー会員〉が育成した交雑水稲超多収穫の新品種「准両優527」が初めて貴州省遵義県での試験栽培に成功し、栽培面積を500ムー(15ムー=1ヘクタール)に拡大することになった。

スーパー交雑水稲「准両優527」は国家交雑水稲工学技術研究センターが新たに育成した交雑水稲超多収穫の新しい組み合わせ。

袁隆平院士が主宰する首相基金援助プロジェクト——中国スーパー稲育種課題の成果の一つでもある。

この品種は穂が大きく、粒が重く、収量が高く、品質がよく、抵抗性が強いといった特色をもつ。昨年、「准両優527」は貴州省で昔から「黔北の穀倉」の名がある遵義県で100ムーに試験栽培された。実測の結果、試験地での平均理論収量は1ムー当たり810・7キロ(10アール当たり1216・05キロ)に達し、貴州の水稲生産における多収穫の新たなモデルをつくった。今年現地では、展示栽培を500ムーに拡大し、この品種の貴州での多収穫性、生態適応性と抵抗性などをさらに観察、研究する。

遵義県農業局の高級農芸師李明挙氏は次のように説明した。スーパー交雑水稲の展示栽培の過程で、農業技術者は付帯サービスを非常に重視し、「5つの統一、2つの定量、1つの定時」サービスを実行した。すなわち品種、畑作苗、密度、測土配方施肥(土壌の状態を調べ、肥料を配合して施すこと)、病虫害防除をそれぞれ統一し、種子、肥料の量を定め、病虫害を定期的に予測予報し、適時に防除した。科学的な肥培管理と病虫害防除によって、「准両優527」の生育は良好で、結実率は高く、草型はわりあい理想的だった。

農業技術専門家がスーパー交雑水稲「准両優527」100ムー展示圃場の実測実刈り検査を行ったところ、132ムーでモミ9万7936キロがとれ、加重平均の1ムー当たり収量は741・9キロで、予測収量に到達した。

李明挙氏はこう分析している。収量測定検査の水準で計算すると、132ムーのムー当たり収量は741・9キロ(10アール当たり1112・85キロ)、生産額は1335・4元、純収入は814・4元で、投入産出比は1対2・56となる。同年の遵義県の水稲の1ムー当たり531キロに比べて、収量は210・9キロ多く、生産額は379・6元多く、作付けを広げた場合の経済効果は非常に顕著である。遵義県では今年、国家交雑水稲研究センターの支援を得て、展示栽培面積を500ムーに拡大、4つの郷・鎮の500余りの農家に広げる。

貴州省農業科学院水稲研究所副所長・研究員の周維桂氏は、スーパー交雑稲の試験栽培成功は、貧困者が多く、耕地面積が少ない貴州省で食糧生産の潜在力を掘り起こし、食糧の安全保障を確保するうえで重要な意義があり、スーパー交雑水稲をより広い範囲に普及させるための科学的根拠を提供したと話している。

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