中国、パルサー天文学研究で重要な一歩

8月 5, 2005

(中国通信=東京)ウルムチ2日発新華社電によると、中国科学院の葉叔華院士は同地で開かれた「2005ハナスパルサー国際学術シンポジウム」で、新華社記者のインタビューに、10余年の努力を経て、中国はパルサーの天文学観測・研究分野で重要な一歩を踏み出し、この分野の国際的先端に突き進みつつあると語った。

パルサーは体積が小さく、密度の大きい天体で、中性子星と呼ばれ、小さいものは直径が20キロしかない。これらの天体は回転する際、規律性のある周期的電波放射パルスを発することから、パルサーの名がある。最初のパルサーは1967年に英国の天文学者アントニー・ヒューイッシュとその研究生ジョスリン・ベルによって発見され、これまでに1600個余りが見つかっている。パルサーの研究は宇宙の誕生と進化の謎を明らかにするうえで重要な意義があるとされる。

1990年代中期からこれまで、中国はパルサー天文学の研究分野で、一連の成果を収め、すでに国内初の国際的なパルサー観測基地、ウルムチ天文台南山パルサー観測基地も設立された。近年、同基地のパルサー観測システムは国際的先進水準に達し、観測成果は国際パルサー研究界から注目されている。

中国科学院の白春礼常務副院長は新華社記者のインタビューで、国務院が国家発展計画委から提出された、今後5年間の「9つの国家ビッグサイエンス・プログラム」計画をすでに原則了承しており、天文学望遠鏡の建設もその中に入っていることを明らかにした。

中国科学院国立天文台ウルムチ天文所所長の王娜・研究員は、次のように説明した。中国では現在、パルサーの観測と研究が非常に活発で、成果もあがっている。「50メートル望遠鏡」と「FAST(500メートル)望遠鏡」も建設中で、完成すれば、パルサーの観測、研究水準の向上に大きな促進作用を果たすにちがいない。

8日間の「2005ハナスパルサー観測・研究国際シンポウム」は8月2日ウルムチで開幕、内外の専門家・学者120人余りが参加した。中国がパルサー国際シンポを主催したのは初めて。

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