中国、古代気候地層記録の研究レベルの向上目指す

4月 25, 2011

 (中国通信=東京)重慶24日発新華社電によると、世界の気候変動の法則に科学的データを提供して、将来の気候変動の予測に役立てるために、中国は古代気候の地層記録研究の水準をさらに高める。
 重慶で開かれた世界的な気候変動と省エネルギー・汚染物質排出削減事業への国土資源部門の対応に関するフォーラムで、国土資源省の汪民・次官が明らかにした。
 気候変動の地質記録とは、黄土、大陸氷河、石筍、海洋堆積物、湖沼堆積物などが地層の形成過程において、過去の気候変化の状況を記録したもので、これらの地層を研究することで、世界の気候変動の歴史を知ることができ、現代の気候変動に関する観察記録の不足を補い、気候変動の法則とメカニズムを理解することができ、現在の状況と似た「過去の相似形」をさぐることで、将来の気候変動を予測することができるようになる。
 汪次官は次のように述べた。中国の地質学者は石筍、黄土、湖沼堆積物、青海チベット高原の氷河・凍土などの研究を通じ、第四紀の世界の気候環境の変化を解明することに大きく貢献した。中国南西部の石筍に記録された古代気候の研究により、気候変動は主に太陽光の照射量の変化によってコントロールされていたことが明らかになった。また黄土、湖沼堆積物、海と陸で交互に堆積した地層などの環境変化の記録を通じて、第四紀の気候変動の法則をさぐっている。青海チベット高原と内蒙古自治区の湖沼堆積物の研究では、寒暖を繰り返した古代の気候変動の状況が大まかに明らかにされた。
 また次のように述べた。国土資源省は第12次5カ年計画(2011~2015年)期間、世界の気候変動に関する地質記録の研究について、以下のような三つの活動を進めていく。1、更新世晩期以降のさまざまな尺度の気候変動の周期的な出来事を研究する。2、13万年前以降の大気中の二酸化炭素濃度の研究に取り組み、洞窟の石筍、黄土堆積物、海洋堆積物、湖沼粘土層、大陸氷河などの地質記録を調べ、環境指標の代わりに使われる二酸化炭素の濃度を再構築する。3、気候変動と二酸化炭素濃度の関係についての研究を進める。
 さらに次のように説明した。中国は溶岩、土壌、鉱物などに含まれる二酸化炭素の研究を強化する。人工的に炭素を固定する技術を開発することは、二酸化炭素の排出削減にとって重要な意味を持つ。

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