「直径」が世界最小の光触媒材料、中国で開発

10月 9, 2005

(中国通信=東京)北京7日発新華社電によると、中国の科学者が5年余の努力のすえ、平均粒径が3ナノメートル(NM)より小さい二酸化チタンゾルの大量調製に成功した。これまで世界で知られている中で「直径」が最も小さい製品化光触媒材料だという。

中国科学院上海有機化学研究所、中山大学広州非鉄金属研究院などの専門家からなる検定委員会は、広州門徳NM科技有限公司で研究・開発されたこの技術は生産コストが安い、製品の触媒性能がよい、工業化生産に適しているなどの特色とともに、空気浄化、抗菌防かび、防臭、自浄防汚、紫外線防止などの機能をもち、普及・応用の価値があるとした。

光触媒材料は新興の多用途材料で、有害物質の分解と滅菌の二重の効果をもち、非常に安全で、性能が安定している。近年、人々の生活水準が向上し、「健康」志向が強まるのに伴い、光触媒材料も次第に一般家庭に入るようになった。しかし中国の大多数の光触媒材料調製技術は日本や韓国から導入したもので、生産コストが高く、生産規模が小さく、その製品は北京、広州、上海など大中都市で少量しか使用されていない。

研究者たちは、低温冷凍結晶、超臨界反応、噴霧微爆破乾燥法などの製法・技術を使い、四塩化チタンを主要な原料にして、量子光触媒材料の量産を実現した。

光触媒の粒径は光触媒効率、付着力などの性能を直接左右する。現在、国内外で商業化されている光触媒製品の粒子はいずれも6NM以上。香港理工大学、華中科技大学、広東省微生物分析検査センターなどで検査した結果、量子光触媒材料の平均粒径は2〜3NMの間で、日光が直接当たっていない室内で、酸素マイナスイオン、フリーラジカルを発生し、有機物に対する顕著なデグラデーション(減成)能力をもち、菌、ウイルスに対する目立った殺傷・除去作用をもつことが分かった。蛍光灯の下でのホルムアルデヒド、ベンゼン、アンモニアの36時間の減成率はそれぞれ93・0%、9・19%と93・4%に達し、室内の汚染物質を取り除くすぐれた効果をあげた。先ごろ開かれた国際光触媒材料専門展覧会で、この新しい材料は各界の注目を浴びた。

量子光触媒材料を基に、科学者は液相捕集型空気清浄装置、空調用金属網膜、油煙脱臭装置、紫外線防止布地、自浄布地など一連の派生製品を開発している。そして一日も早く実験室の技術を市場に出し、より多くの一般家庭に入らせるため、技術普及を積極的に進めているという。

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