サガダワ祭の宗教祭事がピークに チベット・ラサ

6月 15, 2011

(中国通信=東京)ラサ15日発新華社電によると、今年60才になるチベット族女性のツェリン・ラモさんは15日早朝、ポタラ宮のふもとにある薬王山農業貿易市場で、ラサ河に放してやるために400元分のソウギョとコイを買った。
 ツェリン・ラモさんは「チベット暦の15日には、毎月100元分の魚を買って、放しています。今日はサガダワ祭で最も重要な日にあたるので、いつもより多くの魚を買いました。今日の功徳は通常の100倍になります」と述べた。
 ラサは同日、信者の参加が最も多い、宗教祭事のピークであるチベット暦の4月15日を迎えた。宗教歴史書には次のように記されている。この日は仏教の開祖である釈迦の誕生、悟り、入滅を祝う記念日にあたる。1カ月間続くチベット仏教の宗教祭事「サガダワ祭」のなかで最も活気のある1日でもあり、人々はコルラ(ポタラ宮や市内の寺院を回りながら経を唱える)、布施、焼香、放生など、さまざまな方法で釈迦を祭る。
 チベット暦4月1日に始まったサガダワ祭の宗教祭祀期間中は、コルラを行う人の数が通常の数倍に増える。チベット暦の15日にあたるこの日は、その人数が最高に達した。
 45才になるチベット族女性のツェリン・ガソンさんは、早朝からコルラを始め、すでにポタラ宮の周囲を5回も回っていた。彼女は次のように述べた。5年前、ラサに家を買って、ナチュから引っ越してきました。この数年、サガダワ祭では毎年コルラをして、いくつもの寺院にお参りをし、家族の無事と健康を祈っています。私の娘は今年、大学入試を受けます。彼女が希望する大学に合格することを祈っています。
 ラサのコルラ・ルートは、先ごろ修復を終えたジョカン(大昭寺)の周囲を回る「バルコル」、2度の大規模補修を終えたポタラ宮の周囲を回る「ツェコル」、ラサ旧市街地を一周する「リンコル」の3本がある。全長約8キロの「リンコル」は約3時間かかる。
 コルラ、放生などは、サガダワ祭の期間中、信者が信仰心を示す主要な方法である。祭の期間中も通常の寺院参拝や自宅でのお祈りは続けられる。
 コルラをする人々の中には、頭を地面につけて、身長の分だけ前に進む「五体投地」をする人もいる。彼らの多くは、サガダワ祭の1カ月をかけて「リンコル」を回る。
 37才になるツェリン・ヤンジンさんは、「リンコル」を1回、「ツェコル」を3回、すでに終えたという。彼女は「家族の健康と無事を祈っています。サガダワ祭の最初の日から、毎日コルラを行っており、この1カ月は肉食を絶つつもりです」と話した。
 6月のラサは観光シーズンのピークを迎えている。参拝客の中には内外の観光客の姿も多く見られる。ラサで最もにぎやかなバルコルは、観光客と信者があふれていた。ジョカン前の広場では常に香草がたかれ、通常の倍以上の信者が五体投地を行っていた。
 サガダワ祭では、いったい何人の信者がコルラをしているのか、特に15日は数え切れない。3本のコルラ・ルートでは日中から深夜まで、ひっきりなしに人が歩いており、その一端を垣間見ることができる。
 サガダワ祭の期間中、ラサは厳かな雰囲気が漂うが、人々の日常生活も続いている。バルコルの店の売り上げはいつもより多く、ポタラ宮周辺の屋台の数も通常より増えていた。

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