過激な行為はチベット仏教の健全な発展に悪影響 仏教関係者が焼身自殺を戒める

10月 17, 2011

(中国通信=東京)成都17日発新華社電によると、四川省アパ・チベット族自治州アパ県のキルティ・ゴンパ(格尓登寺)で先ごろ、数人の僧侶と還俗した元僧侶が連続して焼身自殺を図ったことについて、宗教界の多くの関係者が意見を表明した。四川省仏教協会の副会長を務めるジャダン(甲登)活仏は「この種の過激な行為はチベット仏教の健全な発展に悪影響を与える」と述べた。
 10月15日午前11時30分ごろ、キルティ・ゴンパの還俗した元僧侶が、アパ県チャタン(恰塘)中街の野菜市場付近で焼身自殺を図った。発見した警察はすぐに火を消し、アパ県医院に運んで治療を施した。
 ジャダン活仏は次のように述べた。チベット仏教は慈悲と救済を唱えており、人に配慮し、経験を実証することに重きを置き、現実的な目標と高尚な価値観を持っている。チベット仏教は迷信に反対し、布教の方法を絶えず充実させている。そのため、整った信仰体系と崇高な価値観を持つようになっている。
 また次のように述べた。自殺は戒められるべき非常に重い罪で、いかなる理由があっても自分を傷つけることは許されない。連続した僧侶の焼身自殺は社会各界の困惑と反感を招いており、多くの人の信仰に対する信頼が失われている。少数の者が宗教と政治を結び付け、戒律を軽視し、教育を無視し、社会発展の流れに逆らえば、チベット仏教は近代社会において自らの地位を失うことになるだろう。
 アパ・チベット族自治州ゾルゲ(若尓蓋)県のタツァ・ゴンパ(達扎寺)のタツァ活仏は、焼身自殺を呼びかける者に対して「チベット仏教の教えは焼身自殺を認めていない」と戒め、僧侶に対しては「命を大切にしなければならない」と呼びかけた。
 また次のように述べた。向上心を持ち続けることが、仏の道を学ぶ者にとって重要だ。焼身自殺によって命を終えることは、修行に反する行為で、無尽の苦しみを味わい、苦しみの海に落ちていくだけだ。
 九寨溝寺のベンカレンツェン活仏は次のように述べている。命を大切にすることはチベット仏教が僧侶に教える基本である。しかし、一部の寺院、高僧は職責を放棄し、若い僧侶を誤った道に導いている。問題を見つけて防ぐことをせず、焼身自殺を行う者をかくまい、治療を遅らせ、善悪がわからないようにして、怒りや恨みをあおっている。寺院を監督管理する職責を放棄していることが、悲劇を生みだす大きな要因になっている。

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